ウォレットサービスの仕組み
ウォレットサービスは、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産の送金や受け取り、管理に使用される銀行口座のようなものです。暗号資産はブロックチェーン上に存在していますが、私たちはウォレットを通して自分が所有する暗号資産にアクセスできます。
NFT(Non-Fungible Token/非代替性)も同様にブロックチェーン上に存在しており、ウォレットを通して自分の所有するNFTにアクセスできる仕組みになっています。
ウォレットには「公開鍵」と「秘密鍵」と呼ばれる2つの鍵が存在します。「公開鍵」は銀行口座の番号やメールアドレスのように公開・共有できるもので、暗号資産やNFTを受け取る際に使用されます。反対に「秘密鍵」は誰とも共有しないパスワードのようなもので、自分の所有する暗号資産やNFTにアクセスし、管理・送金するときに使用されます。ウォレットサービスはこの秘密鍵を保管し、暗号資産やNFTを安全かつ利用しやすくするためのものです。ブロックチェーンの世界に入る窓口とも言えます。
Startrail PORTにおけるウォレットサービス
Startrail PORTでは、TorusとMetaMaskに対応しています。
Torusはウォレット作成のための特別な手順やウォレットにアクセスするための秘密鍵の管理といった複雑な作業をなくし、従来のWebサービスにおけるアカウント作成と同様、Googleアカウントやメールアドレスとパスワードでのウォレット管理ができるようになっています。
MetaMaskを既にお持ちの方は、そのままお使いのMetaMaskを連携してアカウント作成ができます。
そして、Startrail上のNFTであるStartrail Registry Record(SRR)も、ウォレットを通して発行や移転、受け取りができるようになっています。