従来、デジタルデータは特定の管理者によって一元管理されてきました。それに対して、パブリックブロックチェーンは特定の管理者が存在せず、ネットワークを構成する各参加者が分散的に情報を管理します。
従来のデジタルデータ管理では、悪意のあるユーザーや管理者によってデータ改ざんの可能性がありました。しかしながら、ブロックチェーン技術を使い、不特定多数の管理者が分散的に同じ情報を保持することで、データ改ざんの可能性を限りなく低くしています。これにより、アート作品の価値に関わる大事な情報を正しく記録できるようになります。
また従来のデジタルデータ管理ではサービスごとに管理者が異なるため、サービス間での情報の引き継ぎが困難でした。他方でブロックチェーン技術を用いる事で、サービスを横断して情報共有する事ができるようになります。これにより、異なるサービス・事業者で作品が二次流通された場合でも簡単に来歴を記録することができます。これにより、二次流通以降でも作品の来歴を記録できるようにします。